ベタ

【ベタの特徴・水槽・エサ選びから水換えなどを完全解説!】熱帯魚ベタの飼育!正しく飼い始めるには?

実は熱帯魚の入門として知られているベタですが、入門だからといって安易に手を出してうまく飼育できない人が多いです。

今日は、ベタを飼育したことがない人ベタを飼育しているけどうまくいかず悩んでいる人に向けて熱帯魚ベタの飼育について解説をしていきます。

飼育経験のない人でもわかるように、ゼロから解説していきますね!


この記事でわかること

・ベタの特徴/種類
・飼うために必要なもの(水槽やエサなど…)
・飼育上のポイント
・水換え方法など
・私が実際に失敗したこと

この記事を最後まで読んでもらえれば、ベタの正しい飼い方が分かるようになっています。

かなり長いけど、最後まで読んでいって欲しいな〜 |´-`)チラッ

熱帯魚のベタってどんな魚なの?特徴を知ろう!

ベタはタイ原産の熱帯魚で、流通しているほとんどのベタは改良品種です。

この記事や、世間でよく解説されているベタの飼い方は基本的に「改良品種」のベタのことだと思っていいです。

野生の姿のままのベタはワイルドベタ(ワイルドフォーム・ワイルドハイブリッドなど)と呼ばれて区別されています。(ワイルドベタも種類ごとに、飼育法が異なったりするので要注意!ここでは「そんな種類もいるのか〜」程度でOK!)

ベタはどんな魚なの?

まず、ベタという魚はどんな魚なのかを知りましょう

どんな魚か知らないで飼い始める人が多いから、失敗する人が多いんです。これはどんな魚を飼う時も同じ。

多くの人が知っているベタの情報は…
「簡単、丈夫、キレイ」といい事だらけの情報だと思います。

いい事だらけなので、ほとんどの人がベタについて他のこと(弱みなど)を知らないまま飼い始めていることになります。

丈夫と言われていますが、意外と繊細な魚で思わぬところで調子を崩したりします。

なので、まず最初は「ちゃんとベタについて知っておこう!」ということなんです。

ベタの特徴一覧
  1. 酸欠に強いせいで「簡単にコップで飼える」と勘違いされている
  2. 気性が荒いので混泳に向いていない
  3. 水流に弱い
  4. 種類により飼育のコツが異なる
  5. 水温の低下や水質変化に弱い
  6. エサやりにコツがいる

最低限、上にまとめた6個の特徴は頭に入れておきましょう!

まず最初に、ベタの原種は止水域と呼ばれる沼地や湿地帯などの水の流れがほとんどないところで生息しています。

止水域という場所は水槽の水のように動いている水と違って、水の中に溶け込んでいる酸素が少ないです。そのため、もともと低酸素状態に強いのです。

これを可能にしているのがラビリンス器官という器官です。このラビリンス器官があるため、「コップで飼える」と言われています。

つまりベタは「コップの中のような低酸素状態に耐性がある」ということなんです。

こうした話が「コップで簡単に飼える!」という誇張した表現を生んだ原因だと私は思っています。

こういうのを見て、初心者さんが「ベタってコップで飼えるんだ!簡単だね!」と勘違いして、実はベタを過酷な環境で飼育していることに気づかず失敗してしまうということにつながっています。

実際、私も一番最初の飼育はコップのような小さな容器でしたが、死なせてしまったり、調子を悪くさせてしまったことがあって結局水槽で飼うようになりました

次にベタは気性が荒くて混泳が難しい魚です。

いろいろなサイトや文献で「ベタは基本混泳に向いていない」と言われている理由なんですが、

  • 縄張り意識が強すぎる
  • 水深の深いのが苦手➡︎浮き袋に負担がかかるため
  • 水流が苦手➡︎大きなヒレが水流をモロに受けてしまう
  • 大きなヒレが傷つきやすい➡︎他の魚にかじられてしまう

こんな理由から混泳に向いていないと言われています。

「◯◯と混泳できました!」という話をみかけることがあっても真似しないようにしましょう。

ほとんどの場合は「たまたま混泳できた」というふうに考えてください。

私の場合、実際にコケ取り要員で一緒に飼育していた「ミナミヌマエビ」と言う小さなエビが全部食べられてしまったことがありました…

ベタの特徴のおさらい

・丈夫と言われているが、意外と繊細
・酸欠に強いせいで「コップで飼える」という誤解をされやすい
・気性が荒くて混泳が難しい
・水流に弱い
・水質に敏感(水温や水質悪化に弱い)
・エサやりにコツがいる

飼育環境の準備をしよう!水槽選びが特に大事!

今度はベタの飼育環境を準備しましょう!

大事なポイントは…

ベタの飼育環境準備のポイント
  1. ベタを買ってくる前に飼育環境を準備する
  2. ベタに負担がない飼育環境を作る

まずベタを買ってくる前に飼育環境を準備しましょう!

飼育環境を作るのは2週間ほどかかるので、ベタの購入と同時にすると、ベタを水槽に入れられなくて不安定な環境の中で飼育することになって調子を崩したり、病気になるリスクが高まります。

ベタに負担がない飼育環境を作るのは、さっきの特徴を踏まえた上で作るということです。

さっきの特徴の中で、環境に影響するのは…

1. 酸欠に強いせいで「簡単にコップで飼える」と思われてしまっている
  解決策➡︎コップのような小さな容器はやめて、ある程度の水量(5〜10リットル)のある水槽を使う
2. 気性が荒く混泳が難しい

  解決策➡︎混泳ではなく単独飼育する
3. 水流に弱い

  解決策➡︎フィルターを使うときは、水流が強くなりすぎないように注意する
4. 水温の低下や水質悪化に弱い

  解決策➡︎ヒーターで水温を安定させて、キレイな水で飼育することを心がける

この中で特に重要なのは水槽選びです!

最初は最低でもベタ1匹に対して最低5リットルは水量を確保したいですね。

水槽を1から選ぶのは種類が多すぎるので、次に紹介する飼育セットの水槽を参考にしてみてくださいね!

私が考えたベタの初心者飼育セットを紹介!

ここから紹介する飼育器具などは「一例」です。参考としてご覧ください。記事執筆時の情報ですので、廃盤になっていることもあります。購入する際は必ず確かめてから購入するようにしてください。

私が考えたベタの飼育セットを紹介します!※オスのベタを単独飼育する前提で考えたものです。

水槽「アクロ スーパークリア20Sまたはコトブキ クリスタルキューブ200
透明度の高い20センチキューブ水槽です。真四角なので見た目よりも水量(約7リットル)があります。深すぎる水槽が苦手なベタにもちょうどいいサイズです。透明度が高いので観賞にもいいです。
※コトブキの水槽にはフタとマットがついてくるので楽に設置できます。
ヒーター「オートヒーター ダイヤルブリッジR30AF
ヒーターは熱帯魚の飼育をするなら必須!温度を変えられるタイプにしましょう。水温が調整できる方が、病気の時に対応しやすいなどいろんなことに使えます。このヒーターはコンパクトで誤差も少ないのでオススメです。
水質調整剤「プロテクトX
水道の水の害をなくすために使用するカルキ抜きにはプロテクトXをオススメします!これは粘膜の保護材も入っていて、魚に優しいです。他のカルキ抜きと比べると少し高いのがネックだけど、某ベタショップでも使われている実績のあるもので効果はバツグン!とろみがあって粘膜を保護してくれている感がすごい。業務用の大きいボトルもあるので、予算や置き場所と相談して選んでみてください。
塩「天日原塩」
ベタの飼育水には塩を入れることがトレンドです。塩の種類はアミノ酸などが添加されていない、天日原塩を選びましょう。塩の濃度は0.05〜0.1%程度です。カルキ抜きした水1リットルに塩1gを入れてあげましょう。
フィルター「水心SSPP-7S(エアポンプ)」+「エアーチューブ」+「アクアブレス15」+「一方コック
ベタはフィルターなしでも飼育できますが、水の管理がしやすいのでつけるのをおすすめします!今回はベタが苦手とする水流を調整しやすいようなセットを考えました。一方コックは、エアポンプとフィルター(アクアブレス15)を繋ぐエアチューブの間に設置してエアー量を調節して水流をコントロールするために選びました。アクアブレス15は小ぶりで水槽内を圧迫しないので見映えが良いです。
照明「フラットLED SS2032
ベタの観賞と健康状態の確認のために照明もつけてましょう。照明はなくても飼育できるため必須ではないですが、あった方がいいです。このライトは小さくて薄いですが割と明るいので、水草の育成をしたくなっても使えます。値段も手頃で小型のライトの中ではかなり優秀!色はシルバーとブラックがあるのでお好みで。(リンク先はブラック)
水温計「スリム水温計 mini 55
水温計は絶対に必要。ヒーターをつけていても部屋が寒すぎると温度が足りなかったりします。実際に新潟で暮らしていた時は部屋が寒すぎてヒーターの温度を結構上げないと適正な温度になりませんでした。こういうことを見つけるためにも必要です!水換えの時に水温合わせをするのに使うから2本あると便利。

紹介した器具は、飼育スペースをコンパクトにまとめられること初心者さんが失敗しにくいように飼えることを基準に選びました。

一応これだけ揃えてもらえれば、ベタは充分に飼育できるようにはなります。
あとは皆さんの生活スタイルに合うようなものを探してみてください。自分で探すのも楽しいですよ!

これらの器具を揃えたら、説明書を見ながらしっかり組みましょう。

ヒーターは水温が26℃~28℃くらいになるようにセットして、水槽の置き場所は直射日光が当たらない、年間通して温度変化の少ない場所を選びましょう。

そしてセットしたら、稼働!(グポーン)

ここで注意!

稼働したらすぐにベタを水槽に入れたいところですが、最低でも2週間はベタを入れないようにしてください。

魚の飼育は、ある程度水ができてからはじめたほうが失敗が少ないですし、それに2週間の内に機材トラブルがないか確認もできるのでGOOD。

何かを入れて水槽をレイアウトしたい時は、ベタが傷つきにくいようなレイアウトにしましょう。
ベタはヒレがひっかかりやすいから、水草選びも慎重にしてください。

水草選びについてはこちらの記事にまとめてあるから是非読んでみてくださいね。

【ベタ水槽に適した水草】選び方やオススメ水草を紹介! ベタはベアタンク(ベタと飼育水だけの水槽のこと)でも十分に飼育できます。 ですが… 水草を入れてあげることで水質を安定させ...

この2週間の内に水換え用品など、メンテナンス用品も揃えておきましょう。

バケツ「園芸バケツ10L
水換えの必需品。水槽から水を抜くホースもついでに用意しておこう。このバケツはホースストッパーがついていて水浸しを予防できるからかなりオススメ!
計量カップなど
小型水槽に水を注ぐ時は「バケツでドバァ!」ではなく小さめのカップ(使わなくなったコップでも可)を使うと、底の汚れを舞い上げたりしません。
大きいスポイト「GEXクリーナースポイト
小型水槽のちょっとした掃除(エサの食べ残しやフン)にはとても便利。スポイト侮れないですよ。
ベタをすくうネット「カチョン
本場タイでも使われている選別用のネット。水ごとすくえるので、ベタを傷つけにくいです。ちょっとした移動にも使えるし、柄の先端部分ではフレアリングをさせることができます。(この先端でフレアリングするかは個体差があります。)

ベタの購入!選ぶ時のコツなど!

飼育環境ができたら、待ちに待ったベタの導入です!

肝心なのがベタ選びです!

ベタって結構な頻度で「小さなボトル」に入れられて売られています。

お店がちゃんと管理していれば問題ないんですが、正直なところ管理できていないお店が多いなぁと感じています…

つまり、買う時点で調子を崩しているベタがいるかもしれないんです。
そういうベタを連れ帰っても、もとに戻すための知識や技術が必要になってすごく大変です。

特に初めて飼う人は、調子を戻すのはかなり難しいと思ってください。

なぜならベタの症状を適切に見極めて、それぞれに合わせた薬の種類、使用量、使用期間などを考えないといけないからです。

だからこそ、初心者さんには「できるだけ調子の良いベタ」を選んでもらいたいです。

ベタ選びのコツは以下の通りです。参考にしてみてくださいね!

ベタの選びのコツ
  1. 呼吸に異常はないか
    ➡︎水面にやたらと呼吸をしに行くベタは要注意。
  2. ヒレが不自然な形をしていないか
    ➡︎ヒレが崩れているとか、フレアリングさせてもヒレを開かない子は要注意。
  3. 色が不自然にあせていないか
    ➡︎赤なのにまばらに色が薄くなっているとか、不自然に色が抜けてるベタは調子が悪いことが多いです。
  4. 身体が曲がっていないか
    ➡︎品種改良の弊害なのですが、背骨が曲がっている子がいます。泳ぎに異常を感じた時は曲がっていなくても見送るのがいいと思います。
  5. 病気を治す自信がない時
    ➡︎少し調子が悪かったり、病気の兆候があるなら、購入は避けましょう。

ベタを連れて帰る時は、寄り道をせず真っ直ぐに帰りましょう。
水温をあまり変化させないように、直射日光や車のエアコンの吹き出し口なんかを避けましょう。

家に着いたら、しっかり水合わせをして水槽へ導入。

水合わせの方法
  1. 水温合わせ
    ➡︎購入した時の袋のまま水槽に浮かべて30分ほど待つ
  2. 水質合わせ
    ➡︎袋の水を少し捨てる➡︎捨てた分と同じ量の水槽の水を袋の中に入れる➡︎10分ほどまつ
    を繰り返して中身が全部水槽の水になるまで繰り返す(だいたい3回で終わるようにする)
  3. 水槽へ解き放つ
    ➡︎そっと袋から水槽へ移す
    袋を切って出口を小さくすると、袋の中に取り残されにくいです

導入した日はプチ断食して、翌日からエサをあげるようにしましょう。

ベタを毎日観察(観賞)して日常管理をしよう!

ベタの日常管理は、餌やり、水換えが中心です。

とてもシンプルですが、やり方次第でベタの調子を崩すこともあるんです。

そうならないためにも、餌やり、水換えについて守りたいポイントをまとめたのでぜひ読んでください!

ベタの餌やりのコツ

実は餌のあげすぎが原因で調子を崩しやすいです。

ベタは餌を欲しがる魚で、飼い主を覚えて「餌くれダンス」をします。
これがかわいいので、ついついあげすぎてしまうんです。

食べ過ぎると、便秘になったり、泳ぎに影響が出たりします。飼い主次第ではありますが、餌の調整が難しい魚です。

エサやりのコツは、販売されているエサに記載されている「目安」を参考に、少なめからスタートして調整していくこと。

不安な場合は、一回にまとめてあげるのではなくて朝晩と回数を分けてあげましょう。1回の餌の量を減らし消化をしやすくして食べ過ぎを防ぐ効果があります。

あとは購入したお店で、どのくらいどの餌を与えているかということを聞くこともいいです。

今食べている餌を知って、その餌から他の餌を試していくと失敗が少ないです。

もう一つ注意しておきたいのは、調子を崩したときや、年老いてきた時は量を減らしたりなどの調整が必要になることを覚えておいてくださいね。

ベタの水換えのコツ

紹介した飼育用品例で環境を作った場合は、以下のポイントに考慮して選んでいるからだいたい10日に1回全換えすることである飼育環境をキープできると思います。(水換えの回数、換える量はエサの量や環境により変わるのでご注意ください。)

ベタの水換え用の水の作り方は以下の記事を参考にしてみてくださいね。

【ベタの理想の飼育水】作り方や塩を入れる理由について ベタを飼育していく上で水換えはとても大事です。 この記事は熱帯魚ベタに適した飼育水の作り方に焦点を当てて解説していきます。 ...

ベタの水換えの際は、絶対に気をつけてほしいことがあります。

それは温度差を出さないということ。

新しい水と、水槽の水の温度を揃えておくことが重要です。

ベタは温度変化に弱い魚で、特に急激な水温低下があると病気になってしまいます。
だから水温合わせはしっかり守りましょう。

餌を与えすぎたりしていなければフィルターはそれほど汚れません。ただ定期的なメンテナンスは必要です。

紹介したスポンジフィルターなら、月に1回水槽の水をバケツに取り出し、スポンジを揉み洗いして中の汚れを抜くくらいでいいと思います。

フレアリングをさせて調子をみよう!

ベタの日常管理としてよく言われている「フレアリング」(ベタの威嚇行為のことでヒレを大きく広げます)必要です。

やり方はとっても簡単♪

ベタに鏡を見せたりして「自分ではないベタの姿」を見せればOK

そうすると、ヒレを広げて威嚇します。

このフレアリングは、ベタを運動させたり大きなヒレを癒着させないようにしたりするために行います。

ただやりすぎは注意。

結構体力使うので、1日に5分程度を目安にしましょう。

フレアリングについては以下の記事でまとめているからぜひ見てみてくださいね!

【ベタのフレアリングは必要!】メリット・注意点・やり方など 熱帯魚のベタは「フレアリング」という威嚇行為を行います。 このフレアリング、とーーっても大事なことなんです。 「威嚇行為な...

まとめ

ベタの飼育は熱帯魚の中では簡単な部類に入りますが、調子を崩さず、ヒレやウロコなどを綺麗に維持したまま、しっかり育て上げるためには意外と気を使うことが多いということを紹介しました。

ベタを含め、初心者向けの魚は「簡単・お手軽」といわれがちですが、よく知らないまま飼ってしまって調子を崩したり、飼育環境が間違っていることに気づかず悲しい結末を迎えてしまうことが多いです。

だから私はベタを健康に美しく飼うために「ベタのことをよく知って、飼育設備選びからエサまでしっかりと気を使う」ことがとても大事だと思っています。

私が勘違いしているだけかもしれませんが、ベタは人懐っこく、表情豊かで愛嬌のある魚です。

人間に比べてベタの一生はとても短いものです。しっかりと世話をしてきちんと最後までお世話をしてあげるためにも、他のサイトやこのサイトをブックマークなどして繰り返し読んでしっかり学んでみてくださいね。

この記事を読んでいただいた皆さんとベタが、良きベタライフを過ごせることを心より願っています。

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