こんにちは!ゆうき(@yuki_adventuree)です!
ベタのエサを選ぶ時に悩んでしまうこと、ありませんか?
その原因は、エサの種類の多さだと思います。
実はこのエサを選んでおけはOK!というものがありません。
そんな中で、今日はたくさん種類のあるエサの中から、私の実体験を元にいくつかピックアップして紹介します。
結論を言うと、必ずしもベタ専用のエサを選ぶ必要はありません。
人工餌を主食にするとエサの管理もしやすくて良いと思います。
ただ、個体によっては食べなかったりするので、エサ選びの参考にしてもらえたら幸いです。
また、エサを食べない時の対処方法をQ&A方式で書いていますのでよかったら最後まで読んでいってくださいね。
・どんなエサがベタに適しているか
・エサの成分はどんな役割があるかわかる
・エサ選びのポイント、エサの量や頻度
・エサを食べない原因と対処方法
ベタのエサはタンパク質多めの物を選ぶべし!
ベタは肉食性の魚です。タンパク質が豊富なエサを好む傾向があります。
意外と見落としがちですが、エサの成分と原材料表示を確認しましょう。
実際に私が使った餌は、顆粒タイプ・乾燥タイプ・冷凍タイプの3つです。
それぞれ使ったエサの成分についても紹介していきます。
私が実際に使ったことのあるエサ一覧
使ったことのあるエサの成分を一覧にまとめました。
製品名 | ひかりベタ (人工エサ) | クリーン赤虫 (冷凍エサ) | ひかりFDビタミン赤虫 (乾燥エサ) | テトラベタ (人工エサ) | 咲ひかり金魚色揚用 浮上 (人工エサ) |
内容量 | 2g | 100g | 12g | 27g | 150g |
タンパク質 | 38%以上 | 6.3% | 65.3% | 43.0%以上 | 45%以上 |
脂質 | 4%以上 | 0.8% | 5.5% | 9.5%以上 | 5.0%以上 |
粗繊維 | 3%以下 | 0.3% | 3.3% | 2.0%以下 | 3.0%以下 |
水分 | 10%以下 | 89.7% | 6.1% | 8.0%以下 | 10%以下 |
灰分 | 12%以下 | – | 8.8% | 7.0%以下 | 20%以下 |
りん | 0.7%以上 | – | – | – | 1.8%以上 |
私は上の5種類を組み合わせて使っていました。
ベタは同じエサを食べ続けていると飽きたり、歳をとるとうまく食べれなくなる事があります。
「人工エサを食べていたけど、急に食べなくなった時に乾燥エサや冷凍エサをあげてみる」など臨機応変に対応できるので、ひとつのエサにこだわらずに何種類か持っていると便利です。
それぞれの成分について
タンパク質の役割
タンパク質は体の組織や器官をつくる成分です。
人間を含め、生物にとって重要な成分です。
まだ小さい育ち盛りのベタにはタンパク質が多めに配合されているエサを選んであげると、成長が早くなります。
「成長が止まったかなぁ〜」なんて感じたら、タンパク質が少ないエサに切り替えてあげましょう。
人間もそうですが、タンパク質を摂りすぎると内臓に負担がかかります。
そのため、成長が止まった段階でタンパク質の少ないエサに切り替えてあげる必要があります。
脂質の役割
脂質は主にエネルギーになる成分です。
脂肪分の多いエサを食べると人間同様、ベタも太ります。
成長過程で太るのはいいのですが、太り過ぎには注意が必要です。
まだ小さくてベタが成長過程のベタには脂質が多めでもいいのですが、成長が止まってきたなぁと感じたら脂肪分が少ないエサに切り替えましょう。
繊維の役割
消化器官の働きを助ける役割があります。
よく「生菌配合」と謳っている餌がありますが、裏の成分表示をみると繊維分の割合が他の餌と比べて多い傾向にあります。生菌はこの繊維の中に含まれているものだと思っていただいて大丈夫です。
便秘気味なベタがいましたら、繊維分が高いエサを与えてみると便秘が解消されることがあります。
水分の役割
エサに含まれる水分のことです。
正直、特に気にする必要はないと思います。
だって水中で飼育しているのですから。
原材料表示について
原材料名は使用原材料の多い順に表示するように決められています。
そのため、原材料の1番最初に書かれている原材料がエサの中で1番多く配合されていることになります。
だいたいのエサは「フィッシュミール」「オキアミミール」などが最初に書かれています。
フィッシュミールというのは魚を原材料にしたすり身のようなもの。
オキアミミールというのはプランクトン(エビなど)が原料になっているエサのことです。
オキアミミールが主成分のエサは食いつきが非常に高いです。
ここで注意ですが、
「食いつきがいい=いいエサではない」ということです。
食いつきが良くても成分がスッカスカであれば、意味がありません。
食いつきだけで判断せずに、エサの中の成分も見るようにしましょう。
エサ選びのポイント
上の成分や原材料を参考にエサを選んだけど、ベタが食べてくれなければ元も子もないですよね。
まずはベタの口に入る大きさのエサを選んであげるようにしましょう。
案外、ベタの口は大きくありません。
メーカーによって粒の大きさに違いがありますので、選ぶときによく読んで選びましょう。
小さなベタやメスは口が小さくて市販のエサでは大きすぎる場合があります。そういう時は潰したりして小さくして食べやすくしてあげましょう。
粒状のエサを無理に選ぶ必要もないと思いますが、個人的には粒エサを選んだ方がいいと思います。
なぜなら、粒エサであれば粒を食べればそれでおしまいですが、フレーク状のエサは食べ残しが起きやすく、食べ残したエサが砂の間に入り込んで、砂の中で腐って水を汚してしまいます。
(砂を入れていない水槽で飼育されているのであれば、フレーク状のエサでもいいと思います。)
水が汚れれば、ベタが病気になったり水換えの頻度が多くなったりするので注意が必要です。
エサの形状によって水槽に及ぼす影響が違うということを覚えておいてください。
粒状のエサをあげるときは一気に2粒3粒と入れるのではなく、1粒ずつあげて食べたら次、食べたら次というようにあげるようにしましょう。
1粒食べているうちに別の粒が水中に溶け出してしまい、水を汚してしまう原因になります。
手間ですが、きれいな水を保つコツとして覚えておいて損はないと思います。
- ベタの口に入る大きさのエサを選ぶ
➡︎小さいベタにはエサを潰したりして食べやすくしてあげる - エサの形状によっては水槽に及ぼす影響が違う
➡︎フレーク状のエサは水を汚しやすい - 粒状のエサは一気にあげず、1粒ずつあげる
➡︎水をきれいに保てる
エサの量・頻度の目安は?
ベタの様子をよく観察して各自で判断しましょう。
「えー!そんなんじゃわからないよぉー!」と嘆かないで下さいね。
ちょっと考えてみてください。
人間も大食いの人がいれば小食の人もいます。ベタだってそうです。
その日の体調によって食べる量も変わりますよね。
まずはエサのパッケージに書いてある目安を参考に与えてみることから始めましょう。
「もう少し食べそうかな?」ってくらいで止めてOKだと思います。人間で言う腹八分目ですね。
ベタはエサを食べ切っても、「まだちょーだい♪」とおねだりしてきます。
たくさんあげたくなりますが、食べ過ぎは体調を崩し、水を汚す原因にもなるのでグッと我慢ですよ。
私は1分間に食べ切れるだけのエサを1日1回与えていました。
エサを食べなくなってしまったら
ベタがエサを食べなかったり、吐き出してしまったりするのは何故でしょうか?
原因を考えてみましょう。
エサを食べなくなる原因は?
水温が適正じゃない
エサを食べない時は飼育環境に問題があることがあります。
ベタの飼育に適した水温は24℃〜28℃です。おおむね26℃くらいが目安です。
ベタは熱帯魚ですが、水温が高すぎるのはNG。人間も暑すぎるとダメになりますよね。
直射日光が当たらないなるべく涼しい場所で飼いましょう。
冬場には水槽用のヒーターなどで保温してあげましょう。
調子が悪い
入荷や輸入時、飼い始めのストレスなどで、ベタのコンディションが悪くなっている場合があります。
もしかしたら病気になっているかもしれません。
少しづつ様子を見ながら与えてみましょう。
ベタを迎え入れた当日は環境が変わってエサを受け付けないことがあります。
飼い始め当日のエサやりはやめておきましょう。
また、ベタは2〜3日程度ならエサがなくても大丈夫な魚です。
2日程度やめて様子を見てから、1粒ずつあげてみましょう。
エサが大きい(硬い)
ベタの体のサイズに対してエサが大きいと、口に入っても食べられずに吐き出すことがあります。
また、硬すぎる場合も同様です。
小さく砕く・ちぎる・ふやかすなど工夫してみましょう。
エサに飽きた
同じエサばかり与えていると飽きてしまい、食べなくなる時があります。
可能であれば2種類以上のエサを交互に与えるなどメニューを増やしてみましょう。
お腹がいっぱい
シンプルな理由ですが、ベタもお腹いっぱいになれば食べなくなります。
なかなか食べない、吐き出す場合は、もしかしたらエサのあげすぎかもしれません。
基本的には少なめにあげる方が良いです。
Q&Aコーナー
人工エサをなかなか食べないんだけど、どうしたらいいの?
①ベタがエサに興味を持って口に入れるけど、吐き出す場合
➡︎特に問題ないと思います。
2〜3日すれば食べてくれるようになります。
②エサに全く興味を示さない場合
➡︎とても難しいです。
食べなくても根気よく人工エサをあげ続けてみましょう。
1週間経っても食べないベタもいます。この間に星になっていくベタもいます。
こういうベタは病気を持っていた可能性があります。
③1週間経ってもエサを食べない場合は何をしたらいいの?
➡︎冷凍の赤虫や生きたミジンコやワムシを与えてみましょう。
そうするとエサを食べなかったベタが急に食べるようになります。
なかなかグルメなベタですが、食べないと死んでしまうので一安心できます。
生エサや生き餌をあげているときでも、1日に最低1回は人工エサをあげるようにしましょう。
そのうち人工エサも食べるようになってくれます。
根気よく続けていきましょう。
急に食べなくなって、底の方でじっとしているんだけど?
病気の前触れかもしれません。
速やかに塩浴と薬浴をして治療を開始しましょう。
速やかな対応で回復すれば、またエサを食べるようになって、ベタの生存率も大幅に上がります。
「いつもとなんか変だな〜」「様子がおかしいな〜」と思ったら早めに対処してあげましょう。
日頃の観察をしっかりしていれば異変に気づけますので、毎日しっかりとベタを見てあげましょう。
1週間経っても生エサや生きエサを食べないんだけど?
すぐに薬浴を始めましょう!
これだけの期間エサを食べないということは、ベタが病気にかかっている可能性が高いからです。
すぐにメチレンブルーなどで薬浴をしましょう。
エサを食べない=内臓に病気がある可能性があります。
内臓に病気を抱えているベタは症状が悪くなるまでなかなか気づけないため、正直治ることは少ないです。
ですが、やれることはやってあげましょう!
まとめ
- 飼育の幅を広くするために、数種類のエサを用意する
- エサを食べない時はきちんと原因を探す
- 少しでも様子がおかしいなと感じたら早めの治療が大事
エサを食べてくれない時は、きちんと原因を究明するようにしましょう。
以前飼っていたベタは私が来るとエサをもらえると思うのか、落ち着きがなく泳ぎ出して威嚇(フレアリング)をしてくるなど、愛くるしい姿を見せてくれました。笑
そんな愛くるしい姿を少しでも長くみられるように、今日の記事を参考にエサを工夫して飼育していただけたら幸いです。
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