こんにちは!ゆうき(@yuki_adventuree)です!
実は犬や猫と同じように熱帯魚でも病気になります。ベタも例外ではありません。
病気になる原因のほとんどは「水質悪化による免疫低下」です。
水質が悪化すると、ベタの調子が悪くなり免疫が落ちます。
人間もそうですが、免疫が落ちると感染症や病気になってしまいますよね。
今日はベタがかかりやすい病気と、治療法・病気の原因となる水質悪化を防ぐ方法などを紹介します。
色々な淡水魚の病気は以下のホームページに詳しく書かれています。
地方独立行政法人 大阪府立環境農林水産総合研究所より
画像引用:http://www.kannousuiken-osaka.or.jp/kankyo/gijutsu/seika/yamai/
最後の方に魚用の薬と病気の対応表を載せてありますので、薬だけ気になる方は目次からジャンプして読んでいただけたらと思います。
できたら最初から読んでもらえると嬉しいなぁ〜
・ベタがかかる代表的な病気がわかる
・病気それぞれの症状、予防、治療がわかる
・薬とそれに対応した病気がわかる
この記事を読めば、ベタの病気に詳しくなって、治療法、予防法を正しく学べるようになっています。
ベタを病気から守って健康的に育てていきましょう。
ベタの代表的な病気とは?
ベタの代表的な病気は
- マツカサ病
- 腹水病
- 白点病
- コショウ病
- 尾ぐされ病・口腐れ病
- 水カビ病
- ピンホール症状
- 眠り病
ざっと8種類の病気(症状)が存在します。
さっそくですが、8種類それぞれについて解説してきます。
①:マツカサ病
原因:「エロモナス・ハイドロフィラ」(以下エロモナス菌)という細菌の感染
エロモナス菌は淡水ならどこにでもいる菌です。
「え、めっちゃ怖いじゃん!」と思われてしまいますが、我々人間の周りの空気にも菌がうじゃうじゃいます。
調子を崩すと、感染して病気(風邪)を発症するように、ベタも調子を崩すとこの菌に感染してしまいます。
それと同じことだと思っていただいて結構です!
つまり、魚が健康なら発症することはほとんどありません。
実際に私は熱帯魚を飼育していてマツカサ病に感染させたことは一度もありません。(ドヤァ)
症状:鱗が松ぼっくりのように逆立つ
鱗が逆立つ以外に、体表から出血したり、お腹が膨らんで食欲がなくなったりします。
赤系のベタは体表の出血に気づきにくいので毎日の観察は欠かさないようにしましょう。
症状が悪化すると、両目がデメキンのように飛び出すポップアイ症状になることも多いです。
治療:細菌感染症のため、細菌に効果のある薬を使うのが効果的
マツカサ病に効果的な薬は「観パラD」という薬です。
細菌性の病気を治療する「殺菌薬」で、エロモナス菌が原因で起こる「穴あき病」などの治療にも使えます。
エロモナス感染症は治療が難しいので、速やかな対応がとても重要です。
重症化してしまうと、この薬を使っても治りにくいです。
重症の場合は「エルバージュエース」という薬で薬浴をすることをオススメします。
観パラDよりも強い薬のため、濾過バクテリアへのダメージが結構あります。
また、薬が強いため水草もダメになりやすいです。
薬が効かなかった時の最終兵器としてお考えください。
以上のことから、なるべく隔離水槽で使うことをおすすめします。
隔離水槽の作り方は現在作成中です。もう少しお待ちください。
②:腹水病
原因:消化不良やエロモナス菌による細菌感染
原因は様々ありますが、主に消化不良やマツカサ病と同じエロモナス菌による細菌感染です。
特に細菌感染は、腹水病→松かさ病→ポップアイと、病状が変化しますので、早めの治療が大切です。
症状:お腹が膨らんで動きが鈍くなる、フンが白っぽくなる
ベタのお腹に水が溜まって腹部が膨らんで、動きが鈍くなります。
フンが白っぽくなったりするのが特徴です。
対策:餌の見直し、薬浴、塩浴
治療法は、エサの見直しや薬浴、塩浴があります。
まずはエサやりの時間や回数が適切か、エサが古くなっていないかなどを確認してください。
問題ないことが確認できたら、その後は薬浴と塩浴をしてあげましょう。
薬浴は「観パラD」など、水槽の中の細菌をやっつける効果がある薬を使ってください。
薬の効き目が悪いなぁ〜と感じたら、「エルバージュエース」を使うようにしてください。
③:白点病
原因:「ウオノカイセンチュウ(イクチオフチリウス)」という寄生虫による寄生
ベタを含め、観賞魚の代表的な病気です。
原因は「ウオノカイセンチュウ」という寄生虫に寄生されること発症します。
この寄生虫もエロモナス菌と同様に水中に常在しています。
そのため完全に駆除することは不可能です。
しかも伝染力が強いので、他の魚にも感染する事が多いです。
※ベタの場合は単独飼育なので、他の魚への感染はあまり心配しなくていいです。
「それじゃいつか白点病にかかっちゃうじゃん!」と思いがちですが、安心してください。
ベタの免疫力が正常であれば発症することはありません。
マツカサ病と同じようにベタを健康的に育てていれば、発症することはまずありません。
症状:体に白色の斑点が現れて体を擦り付けるように泳ぐ
上のようなことをしていたら、真っ先に白点病を疑ってください。
この病気は、この後説明するコショウ病よりも斑点が大きいので見分けやすく発見しやすいです。
症状が進行すると、白点が全身へさらには目やエラまで広がります。
エラまで広がると呼吸困難になてしまい、死んでしまいます。
見つけたらすぐに治療してあげてください。
治療:水温を30℃近くまで加温して、塩浴か薬浴を併せる
この病原寄生虫は高水温では繁殖できなくなります。
30℃程度にまで水温を上げて、塩浴または薬浴を行うといいでしょう。
有効な薬は「グリーンFゴールド顆粒」、「グリーンFクリアー」、「エルバージュエース」です。
実は体表についた寄生虫には薬の効果がありません。
ですので、水温を上げて魚から寄生虫を離れさせ、離れた寄生虫が産む小虫を薬で駆除するという流れで治療を行います。
④:コショウ病
原因:「ウーディニウム」という寄生虫による寄生
ウーディニウムという寄生虫が体表に寄生することで発症する病気です。
そのため別名「ウーディニウム病」とも呼ばれています。
非常にかかりやすい病気で、人間で言う風邪のようなものだと思ってください。
※とはいえ放置すれば死んじゃうので放置はしないこと!
白点病の寄生虫同様に卵を産んで増殖します。
魚から十分に栄養を得た親虫は産卵し、その卵は底に溜まります。
卵から孵化した幼生は宿主を探して遊泳を始めます。
この寄生虫はライフサイクルが早いため、昨日無かった斑点が今日になったらついているとか結構あります。
飼育下で発症する原因は低温にさらされた時や、飼育水が古くなった時に発症する場合が多いです。
低温や水質の悪化は共通して「免疫力の低下」をもたらします。
ベタの免疫が落ちた状態で寄生されることが原因です。
症状:白点病よりも小さな斑点がベタの体表全体に付着する
白点病よりも細かいやや黄色がかった小さな点が、ベタの体表全体に付着します。
コショウを振りかけたような見た目のため、コショウ病と言われています。
※白点病と症状が似ていますが、斑点の大きさでコショウ病かどうかわかります。
初期段階では、コショウ状の斑点は無く「体を震わせる」「体を底床、石などにこすりつける」「エサの食いつきが急に悪くなる」などがあります。
特徴的な斑点がないため、初期段階で見つけることが難しく、病気の進行がとても早いです。
ちなみに斑点が体表に現れたら重症化のサインです。速やかに治療に移りましょう!
最終的には「エラに大量に寄生されて呼吸困難」「体液を吸収されて衰弱」「寄生されてる時にできた傷」などが元で死んでしまいます。
治療:薬ですぐにやっつける
初期段階や重症化しても薬を使ってすぐにやっつけてしまうのが1番いい方法です。
有効薬は白点病と同じ「グリーンFゴールド顆粒」、「グリーンFクリアー」、「エルバージュエース」です。
白点病と同様に薬を使うときは水温を上げることも合わせて行うようにしてください。
水温を上げることで、寄生虫のライフサイクルを早める事ができます。
水温だけ上げると、寄生虫が増殖するだけでかえって逆効果
温度を上げたら必ず塩浴や薬浴を併用
コショウ病の発生した水槽は寄生虫の卵や幼虫がいます。
他にも魚を飼育していたら、コショウ病が起きた水槽の水が混ざらないようにしてください。
また、再発のリスクが極めて高いので、治療は隔離水槽で行うようにしてください。
治療中に元の飼育水槽、フィルターのろ材、底砂などは全て消毒するようにしてください。
消毒は「ハイター(塩素系洗剤)」をスプレーしたり、つけ置きをします。
消毒が済んだら、しっかりと洗い流して再度使う時は、カルキ抜きなどを使って完全に塩素を除去してから使うようにしてください。
洗剤が残ると魚にですので気をつけてください。
⑤:尾ぐされ病・口腐れ病
原因:「カラムナリス菌」による細菌感染
「カラムナリス菌」という細菌による感染で発症します。
このカラムナリス菌は水槽内に常時生息している常在菌です。
水槽内の水質の悪化、ベタのコンディション低下、レイアウト素材などによる外傷(網による擦り傷や魚同士の喧嘩による傷)などで弱った魚に感染して発症します。
また、ペットショップ等で買ってきた魚が元々発症しているケースもあります。
症状:感染箇所が白く濁り、重症化するとヒレが溶ける
初期症状は感染した箇所が白く濁りその周囲に白色の斑点が出ます。
重症化するとヒレや尾ビレが溶けてなくなってしまいます。
感染する場所によって呼び名が変わり、口元に感染すると「口腐れ病」と呼ばれます。
口腐れ病の場合は、口元が白くただれたようになります。
発見したらすぐに治療をするように心がけましょう。
治療:隔離水槽で塩浴または薬浴をする
感染力が強い病気ですので、感染した魚を別の水槽に隔離し治療するのが望ましいです。
(ベタはほとんどの場合単独飼育なのでそのままか、新しい水槽を用意してあげると良いでしょう。)
初期症状であれば0.5%濃度の塩水で塩浴させる事でかなりよくなることがあります。
塩浴による効果がない、または病気が進行してしまっている場合は、市販薬による薬浴を行って下さい。
有効な薬は「グリーンFゴールド顆粒」、「エルバージュエース」です。
⑥:水カビ
原因:水中に常在しているカビが寄生すること
水カビは水中に常在している真菌類(カビ)がベタに寄生することで発症します。
この病気も免疫力が低下すると発症しやすくなり、特に輸送や病気によって体に傷ができると、発症しやすくなるのが特徴です。
症状:体に白くてワタのような水カビが付着する
症状は体に水カビが生えます。
その水カビはベタから養分を吸収して増殖して、次第に魚全体を覆ってしまいます。
この病気も白点病と同じく、エラまで水カビが到達すると呼吸困難になって、最悪の場合死んでしまいます。
また、深部まで感染が拡大すると浸透圧の調整ができなくなって死んでしまいます。
治療:薬浴でカビをやっつける
治療は主に薬浴です。
有効な薬は「グリーンFゴールド顆粒」、「グリーンFリキッド」、「エルバージュエース」です。
「グリーンFリキッド」はメチレンブルーという成分がメインの薬です。
青い色をしており、とても染色力が強いので皮膚や服などにつくと落ちないので注意が必要です。
水槽のガラスをつないでいるシリコンも青く染めてしまうため、隔離水槽で薬浴させたほうがいいです。
他のメチレンブルーを主体とした薬(メチレンブルー水溶液など)との違いは「アクリノール」が含まれること。
アクリノールには静菌作用が期待できるので、水カビ病の傷が化膿してしまうのをある程度予防することが出来ます。
⑦:ピンホール症状
原因:実はこれといった原因が解明されていない
ピンホールの原因は残念ながら、「原因はこれ!」というものが解明されていません。
一般的には
水質悪化、ストレス、薬負け、ビタミン不足、水質変化(pHショックなど)など多岐にわたっています。
症状:ヒレに針で刺したような小さな穴があく
針で開けたような小さな穴があくことが初期症状です。
穴がとても小さいため、初期段階で見つけることは正直難しいです。
また、小さな穴の場合、翌日には塞がっていることも多いのも特徴です。
魚自体にはそれほど大きな影響はありませんが、放っておくと尾ぐされ病になる可能性もありますので早い段階で治療をするようにしましょう。
治療:原因と思われること1つ1つを潰していく
ピンホール症が起こる原因は色々あるため、それらを1つずつ潰していくしかありません。
水質悪化➡︎水換えの頻度を増やす
ストレス➡︎人通りの少ない静かな場所で飼育する
薬負け➡︎薬を使用しているときにピンホールになったら、薬を薄くする
ビタミン不足➡︎ビタミン剤や生エサをあげてビタミン摂取をさせてあげる
水質変化➡︎試薬などを使ってpHを保つようにする
また、調子を整えるのに便利な塩浴も一緒にするのもいいと思います。
⑧:ねむり病
原因:「ポックスウイルス」による感染
今まで原因がわからなかったのですが、最近になって原因が「ポックスウイルス」によるものではないかという研究結果が発表されました。
このウイルスがエラに感染することでねむり病を発症するといわれています。
字面からは大したことのない印象を受けますが、放置すれば死に至る恐ろしい病気です。
症状:水槽の底の方でじっとしているが、音や衝撃には反応する
眠り病は古くからニシキゴイで知られている病気です。
水底で眠ったように横たわり、水の動きに合わせて転がることもあり、一見死んでしまったかのように見えます。
ノックなど水槽に刺激(衝撃)を与えれば反応し、エサも食べますが、ほとんどの時間を水底で横たわって過ごすようになります。
徐々に反応しなくなり、そのまま死んでしまうことの多い病気です。
ベタは健康でも水底でじっとしていることがあり、通常の行動なのかねむり病による症状なのか判断できない事があります。
コイと同様にノックなどに反応し、餌も食べるため、余計に判断が難しく、決め手に欠けます。
日ごろから行動をよく観察し、違和感のある行動がないか意識するようにしましょう。
どのベタでも水底でじっとすることはありますが、じっとしている時間の長さや姿勢、反応など、何かしらで変化があるはずです。
そういった変化を見逃さないようにしましょう。
治療:水温を上げて塩浴と薬浴を併用する
ねむり病は隔離水槽で治療をします。
まずは水温を28度程度まで上げて、塩分濃度が0.5%程度の塩浴と「エルバージュエース」を併用します。
実は、この病気が割とメジャーなニシキゴイの世界でも、完全な治療法は確立されていません。
塩浴とエルバージュエースを組み合わせた方法は、ウィルス性の病気や感染症に広く有効な治療法です。
なかなか治らず長期化したという話もよくききます。
長期戦覚悟で完治を目指しましょう!
薬浴・塩浴など治療方法について
塩浴
塩浴は、塩水で治療する方法です。
「えっ?淡水魚なのに塩水でいいの?」と思われますが、塩に含まれるミネラルや浸透圧の効果で魚の負担を減らして体力を回復させてくれます。
以下の記事に塩を使うことのメリットについて詳しく書いていますので、よかったらご覧ください。
病気によっては薬浴と並行して行うのも効果的です。
白点病、コショウ病の初期段階では塩浴が効果的です。
一般的に塩分濃度は0.5%といわれていますが、最初は0.3%の濃度で塩浴をして、症状が良くならなければ、0.5%まで濃度を上げて治療をします。
家庭にある塩を使うのはなるべくやめて、海水の成分に近い天然の塩(天日原塩や人工海水のもと)を使うようにしましょう。
薬浴
病気ごとに効果のある薬は違います。
それぞれの病気に対応した薬を適切に使うことで治療をします。
ベタに使う場合、薬の濃度が少し薄い程度なら大丈夫ですが、濃いと薬に負けてしまうことがあります。
必ず説明書を読んで、用法、用量を守って使用してください。
薬の使い方はそれぞれの説明書をよ〜〜〜〜く読んで使うようにしましょう。
飼育水の温度を上げる
白点病、コショウ病、水カビ病は水温を上げることで菌を死滅(増殖させにくく)させることができます。
ベタの飼育に適温の水温は25~28℃ですが、病気を治療するために30℃前後まで上げましょう。
一気に30℃にはせず、2時間に1℃上げるペースで徐々に水温を上げるようにしましょう。
水換え
塩浴や薬浴、水温を上げて治療をしていると水が悪くなるのが早いです。
新しい塩浴用や薬浴用の水を作って、2日に1度は水換えをして、常にきれいな治療用の水を用意してあげましょう。
治療中のエサやり
ねむり病を除き、治療中はエサをストップさせて治療に専念しましょう。
1週間程度ならベタは何も食べなくても大丈夫です。
症状が回復してきたら、1日1回1分間で食べ切れるだけのエサをあげるようにしてください。
トリプル1(ワン)とでも覚えておいてください。
病気の予防方法
色々な病気を解説してきましたが、病気になってしまう原因の多くは以下の通りです。
この図のようにストレスによる免疫低下や傷口からの細菌感染などで病気が発症します。
これらの原因を取り除くことで病気のリスクは間違いなく減ります。
※老衰などもあって、解説している予防をすれば絶対に病気にならないとは言い切れませんのでご承知ください。
水流のある飼育環境はやめる
ベタは沼や池といった水の流れの少ない環境で生きています。
また、ヒレも大きいため水流をもろに受けてしまい、体力の消耗が激しいです。
そのため、フィルターを使っている場合は水流をなるべく抑える工夫をしましょう。
- 投げ込みフィルターやスポンジフィルターをご使用の時は、フィルターとエアチューブの間に一方コックをつけてエア量を調整する。
- 外掛けフィルターをご使用なら、水の出口にウールマットを垂らして水流を弱めてあげてください。
なるべく大きな水槽で水質を維持する
水槽以外の可愛らしいキレイな瓶などで飼いたいと考えている人もいるでしょう。
しかし、水が少ないと水が痛みやすくなり、ベタのストレスになります。
できれば、5リットル以上水が入る水槽に入れて飼うのが理想です。
以下の記事に飼育にオススメできる水槽を紹介していますので、参考にどうぞ。
水質が悪化すると、ベタの免疫力も低下します。
最低でも1日1回は水槽を観察し、水とベタの様子に気を配りましょう。
チェックすべきポイント
- 水温チェック
- 透明度チェック
- ベタの体チェック(口、ヒレ、目、体表)
20℃前後まで下がると白点病やコショウ病などの発症率が上がるので水温はしっかりと管理しましょう。
小さな容器などでベタを飼うと、水温がうまく保てません。
特に冬は、暖房をつけていても水温は20℃くらいまで下がってしまいます。
ヒーターと水温計で水温を適正に保ってあげましょう。
傷がつかないように注意する
流木や石、硬い葉っぱなどで口やヒレが傷つくことがあります。
水槽のレイアウトはなるべくシンプルなものにして、尾も癒着させないよう、フレアリングできるスペースを確保するようにしましょう。
ベタ水槽に適した水草についてはこちらの記事を
フレアリングについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
紹介した薬と病気の早見表
病気から逆引きできるように早見表を作ってみましたので活用してみてください。
・△初期段階に効果が見込める
・○初期〜中期症状までなら対応可能
・◎重症化しても対応可能
薬品名 | マツカサ病 | 腹水病 | 白点病 | コショウ病 | 尾ぐされ病 口腐れ病 | 水カビ病 | ピンホール | ねむり病 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
グリーンFゴールド顆粒 | △ | △ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | △ | |
エルバージュエース | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | |
グリーンFリキッド | ○ | ○ | ◎ | |||||
観パラD | ○ | ○ | △ | △ | ||||
グリーンFクリアー | ◎ | ◎ | ○ | |||||
塩 | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ | △ |
早見表を参考に効果のある薬を選んでいただければと思います。
まとめ
ベタは熱帯魚入門としてよく知られていますが、粘膜が薄くて意外と繊細な魚です。
なるべくストレスや傷ができないような飼育環境で、適切なメンテナンスを行うことが大切です。
病気になったら塩浴や薬浴で治療を行いますが、なかなか治らないからと規定濃度を超える量の投薬はかえって良くありません。
薬の過剰投与が原因でベタが死亡することもあります。
必ず用法容量は守るようにしてください。
病気とその治療方法を紹介してきましたが、1番は病気にならないことです。
飼育環境の管理をしっかりとすることで病気を予防していきましょう。
万が一、病気になったら適切な治療をして元気なベタに戻せるように頑張っていきましょう!
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